海外旅行先でもスマホを快適に使いたいけれど、「SIMカードやeSIMって何?」「どうやって選べばいいの?」と迷っていませんか?
この記事では、SIMカードとeSIMの違いや選び方、設定方法まで初心者にもわかりやすく解説しています。
また、すぐに使えるように海外旅行におすすめのeSIM 5選もあわせて紹介。

これを読めば、現地でも安心してスマホが使えるようになりますよ!
すぐにおすすめeSIMを知りたい方は、こちらからどうぞ → 【海外旅行におすすめのeSIM 5選】へジャンプ
海外旅行にSIM・eSIMがおすすめな理由と仕組みをやさしく解説
「海外でスマホを使うならSIMやeSIMがいいらしいけど、正直よくわからない……」という方も多いのではないでしょうか。
ここでは、そんな方に向けて、SIMカードとeSIMの基本的な違いや、海外でスマホを使う3つの方法をわかりやすく解説します。



なぜSIM・eSIMが海外旅行に向いているのかも紹介!
SIMカードとeSIMの違いとは?


SIMカードとは?
SIMカードは、スマホに差し込んで使う小さなチップ状のカードです。
このカードには「電話番号」や「通信契約」の情報が入っていて、スマホがモバイル通信(インターネットや通話)を使えるようになります。
eSIMとは?
一方、eSIM(イーシム)はカードではなく、スマホの中にあらかじめ組み込まれているタイプのSIMです。
アプリやQRコードを使って、オンライン上で契約・設定ができます。



eSIMの特徴は、物理的なカードを差し替える必要がないこと
非対応の機種もあるため、事前に確認が必要。
SIMカードとeSIMの主な違いまとめ
項目 | SIMカード | eSIM |
---|---|---|
形状 | 小さなチップ | スマホに内蔵(見えない) |
設定方法 | カードの入れ替えが必要 | アプリやQRコードで設定 |
契約・購入 | 店頭やネットでカードを入手 | オンラインで即時利用が可能 |
向いている人 | SIMを入れ替えるのが苦でない人 | スマホ操作に慣れていて簡単に使いたい人 |
海外でスマホを使う3つの方法(Wi-Fi/ローミング/SIM)
海外旅行中でも、GoogleマップやLINE、現地情報の検索など、スマホは欠かせませんよね。
では、海外でスマホを使うには、どんな方法があるのでしょうか?



代表的な方法は次の3つです
- 海外ローミング(キャリアの海外プラン)
- 海外Wi-Fiレンタル(モバイルWi-Fi)
- 海外用SIMカード・eSIMを使う
海外ローミング(キャリアの海外プラン)


海外に行ったときに、日本の携帯会社の回線を使ってスマートフォンをそのまま利用できる仕組みのことです。
日本国内で契約している携帯会社が、現地の通信会社と提携しているおかげで、日本のSIMカードを入れたままでも通話やインターネットが使えるようになります。
以前は「海外ローミング=高い」というイメージがありましたが、最近はお得で使いやすいプランも登場しています。



おすすめなのが、楽天モバイルとahamo(アハモ)です
楽天モバイルとahamo(アハモ)は、一定の条件内であれば追加料金なしで海外でもデータ通信が可能!
SIMの入れ替え不要&スマホで簡単設定なので、初心者や面倒な手続きが苦手な方にぴったりです。
楽天モバイルとahamoの特徴
項目 | 楽天モバイル | ahamo(アハモ) |
---|---|---|
月額料金 | 1,078円〜 | 2,970円 |
海外で使える容量 | 月2GBまで無料 | 15日間で30GBまで無料 |
容量超過後 | 1GBあたり500円でチャージ可能 | 15日を超えると海外では最大128kbpsに制限され、不便に |
容量のリセット | 翌月にリセット(毎月2GB) | 帰国するまでリセットされず、低速のまま |
対応国・地域数 | 90 | 91 |
おすすめの旅行タイプ | 長期旅行 | 15日以内の短期旅行 |
「どっちが自分に合っている?」と迷った方は、こちらで詳しく比較しています


海外Wi-Fiレンタル(モバイルWi-Fi)


空港などでレンタルできる小型のルーター(モバイルWi-Fi)を使って、日本にいるときと同じようにスマホをネットにつなぐ方法です。
スマホの設定不要で使えて、複数人でシェアできるのが大きなメリット。



家族や友人との旅行に便利!
ただし、ルーターを常に持ち歩く必要があり、バッテリー切れにも注意が必要です。
1日数百円〜のレンタル料金もかかるため、長期旅行ではコストがかさむことも。
海外用SIMカード・eSIMを使う


現地やオンラインで購入したSIMカードやeSIMを使う方法です。
スマホの通信契約を一時的に「現地の通信会社」に切り替えるイメージで、データ通信のコストを抑えたい旅行者に人気!
SIM・eSIMが海外旅行に向いている理由
海外旅行でスマホを使う方法は他にもありますが、料金・使いやすさ・通信の安定性のバランスを考えると、SIMカード・eSIMはとても使いやすくて、旅行にぴったりの方法です。
- 安価で容量が多いプランも豊富
- 現地の回線を直接使うため通信も安定しやすい
料金の安さが大きな魅力
海外ローミングやWi-Fiレンタルに比べて、同じデータ容量でも費用が安く抑えられることが多く、コスパ重視の旅行者にぴったりです。
通信の安定性もポイント
SIMカードやeSIMは現地の通信会社の回線を直接利用するため、その国のスマホユーザーと同じ品質で通信できるのが特徴です。



プランも豊富で、短期旅行用・長期滞在用・複数国対応など、旅のスタイルに合わせて自由に選べるのも魅力です!
海外旅行向けSIM・eSIMの選び方と注意点


海外旅行用のSIMカードやeSIMは、種類も多く、選ぶときに迷ってしまいがち。
自分にぴったりのプランを選ぶには、いくつかのポイントを押さえておくことが大切です。
ここでは、海外旅行向けSIM・eSIMを選ぶ際に確認したい6つのポイントを紹介します。



それぞれについて、順番に解説していきますね
対象国・地域を確認する


まず大前提として、購入するSIM・eSIMが、自分の渡航先でちゃんと使えるかどうかを確認しましょう。
海外用のSIMには、「特定の国だけで使えるもの」と「複数の国で使えるもの」があります。
たとえば、韓国専用のSIM、中国・台湾・香港で使えるアジア周遊SIM、ヨーロッパ全域に対応したSIMなど、種類はさまざまです。



複数の国に行くなら、周遊タイプのSIMを選ぶと便利!
移動のたびにSIMを入れ替える必要がありません
旅行先が対応エリアに入っているかどうかは、SIM・eSIMの商品ページの「利用可能国一覧」や「対応エリア」をしっかりチェックしておきましょう。
データ容量と利用期間をチェックする


海外SIMを選ぶときは、どれくらいのデータ通信を使いたいか、何日間使う予定かを考えておくことが大切です。
まずデータ容量についてですが、海外用SIMには、
- 毎日◯GBまで使える
- ◯日間で合計◯GBまで使える
- 期間中ずっと使い放題(無制限)
など、いろいろなプランがあります。
例えば、地図アプリで道を調べたり、LINEでメッセージを送る程度なら、1日1GBほどあれば足りる場合が多いです。
一方、動画を見たり、SNSにたくさん写真をアップしたりするなら、大容量や無制限プランが安心。
また、利用期間もSIMによって異なります。
1日だけ使えるものから、5〜7日間の短期用、30日間有効の長期用まであります。



旅行のスケジュールに合わせて、ちょうどよい期間のものを選びましょう
通話・SMS機能の有無を確認する


海外SIMには、データ通信専用と、通話やSMSも使えるタイプがあります。
データ通信専用とは?
インターネットだけが使えるSIMです。
LINEなど、アプリを使った通話やメッセージのやり取りはできますが、電話番号を使った通常の通話やSMS(ショートメッセージ)はできません。



ただし、家族や友人との連絡がLINE通話などで済む人は、通信専用タイプでもOK
通話・SMS付きのSIMとは?
現地で使える電話番号が付与され、音声通話やSMSの送受信ができるSIMです。
現地のホテルやお店に電話をかけたり、SMSで本人確認を行ったりしたい場合に便利。
「通話◯分まで無料」「通話し放題」など、利用条件や制限があるので、購入前に確認しましょう。
SIMの種類と端末の対応状況を確認する


海外で使えるSIMには、「物理SIM(SIMカード)」と「eSIM(イーシム)」の2種類があります。



まずは、自分のスマホがどちらに対応しているかを確認しましょう
eSIMとは?
eSIMは、スマホ本体に内蔵された「埋め込み型のSIM」です。
カードの抜き差しは不要で、QRコードを読み取るなどの操作で簡単に使えるのが特長。



ただし、すべてのスマホでeSIMが使えるわけではありません
旅行前に、スマホがeSIM対応かどうかを必ず確認しておきましょう。
eSIMに対応しているかどうかは、スマホの取扱説明書や公式サイトなどで確認できます。
物理SIM(SIMカード)とは?
スマホに差し込むタイプの従来のSIMカードです。
物理SIMを使う場合は、スマホのSIMカードサイズが合っているかを確認する必要があります。
SIMカードのサイズは以下の3種類です
- nanoSIM(ナノシム):12.3mm×8.8mm
- microSIM(マイクロシム):15mm×12mm
- 標準SIM(ミニシム):25mm×15mm
SIMカードのサイズは、スマホの説明書や公式サイトなどで確認できます。
スマホのSIMロックの有無を確認する


海外SIMを使うには、スマホ本体が「SIMフリー」または「SIMロック解除済み」である必要があります。



もしSIMロックがかかっていると、海外SIMが使えません
SIMロックとは、そのスマホが特定の携帯会社(ドコモ、au、ソフトバンクなど)のSIMしか使えないように制限されている状態のことです。
2021年10月以降に発売されたスマホは、原則として最初からSIMフリーになっている場合が多いですが、それ以前に購入した端末や、中古で買ったスマホなどはSIMロックがかかっている可能性があります。
自分のスマホにSIMロックがかかっているかどうかは、次の方法で確認できます。
iPhone(iOS 15以降)
- 「設定」アプリを開く
- 「一般」→「情報」をタップ
- 「SIMロック」の項目を見る
Android(機種によって異なる)
- 「設定」アプリを開く
- 「端末情報」または「ネットワークとインターネット」→「SIMカードの状態」などをタップ
- 「ネットワークのロック」や「SIMステータス」の項目を確認
Androidは表示が機種によって異なるため、正確に知りたい場合はキャリアのマイページやサポート窓口で確認するのがおすすめです。
もしSIMロックがかかっている場合は、契約中のキャリアで「SIMロック解除」の手続きを行いましょう。



今使っているキャリアの公式サイトや専用アプリから、オンラインで申し込むこめますよ
サポート体制の有無をチェックする


海外SIMを初めて使う方や、機械操作に不安がある方にとっては、サポート体制がしっかりしているかも大切なチェックポイントです。
サポートの内容はサービスによってさまざま
日本語でのカスタマーサポート対応
海外からの問い合わせでも、日本語で対応してもらえると安心です。



メール・チャット・電話など対応手段も要チェック
24時間対応かどうか
現地と時差があるため、24時間サポートがあると万一のときにも頼りになります。
SIMの設定方法の案内が分かりやすいか
説明書が日本語で用意されていたり、Web上に画像付きの設定手順があれば、初心者でもスムーズに使い始められます。
トラブル時の対応内容が明記されているか
「繋がらないときはどうする?」「チャージができないときの対処は?」などのFAQやサポートポリシーが公開されていると安心です。
サポート体制は「価格や容量」に比べて見落としがちですが、実際に困ったときに頼れる存在です。
公式サイトや口コミをチェックして、サポート内容もしっかり確認しておきましょう。
海外旅行におすすめのeSIM 5選


旅行者に人気のeSIMサービス5つを
- 韓国・ハワイ・ヨーロッパ周遊旅行の料金比較
- サポート体制
- 特徴
などをふまえて、分かりやすくランキング形式で紹介します!



それぞれの特徴をふまえて、自分の旅行スタイルに合うeSIMを選んでみてください
旅行タイプ別のおすすめ早見表
旅行先 | おすすめ1位 | おすすめ2位 | おすすめ3位 |
---|---|---|---|
韓国3日間 | きもちeSIM コスパ良・1GB/日で414円 | VOYAGEESIM 無制限で1,870円(受信専用番号付き) | trifa 1GBで790円 日本語24時間サポートあり |
ハワイ7日間 | きもちeSIM コスパ良・1GB/日で1,256円 | Airalo 1GBで1050円(通話可) | Glocal eSIM 無制限で3,480円(キャンペーン価格) |
ヨーロッパ周遊15日間 | きもちeSIM コスパ良・1GB/日で2,404円 | Glocal eSIM 6GBで3,480円(キャンペーン価格) | trifa 3GBで2,360円 日本語24時間サポートあり |
※本記事に記載の料金やキャンペーン情報は、すべて2025年6月時点のものです。今後、変更される可能性がありますので、最新の情報は各公式サイトでご確認ください。
きもちeSIM【総合おすすめ1位】





コスパ最強!容量ごとの細かいプランが豊富
運営会社・設立 | 株式会社DDM 2016年設立の日本企業 |
対応国・地域 | 110以上 |
サポート体制 | メールフォーム(平日10:00〜18:00) |
データ使用量の確認 | 端末から確認 |
1日ごとの通信量が決まっている「毎日〇GB」プランを選べば、使いすぎを防ぎつつ、必要な分だけ無駄なく使えるのが魅力です。
例えば、韓国3日間「毎日1GB」プランの場合、合計3GB(1GB×3日)まで使えて、料金はたったの414円。



また、7日間や15日間の中期旅行にも対応可能なプランが豊富なので、旅のスタイルに合わせて選びやすいのも高評価ポイント!
\料金はこんな感じ/
旅行先 | 主なプラン |
韓国3日間 | 1GB/日×3日:414円 無制限:1,328円 |
ハワイ7日間 | 1GB/日×7日:1,256円 無制限:4,256円 |
ヨーロッパ周遊15日間 | 1GB/日×15日:2,404円 2GB/日×15日:4,279円 |
注意点:キャンセル・延長・追加は不可



えっ、この容量でこの値段!?ってなるくらい安いです!
コスパ重視の方におすすめ
trifa【総合おすすめ2位】





安心感と使いやすさを両立したeSIMならtrifaがおすすめ!
運営会社・設立 | 株式会社トリファ 2020年設立の日本企業 |
対応国・地域 | 200以上 |
サポート体制 | 24時間日本語チャットサポート |
データ使用量の確認 | アプリで確認 |
アプリ上でデータ使用量をいつでも簡単に確認できるほか、足りなくなったときはそのままアプリ内でチャージが可能。
旅行中に容量切れで焦る心配がありません。
さらに、eSIMプラン購入時に「あんしんキャンセル」(有料)を付けておけば、開通前ならキャンセル可能という柔軟さも魅力です。



トラブル時もすぐ相談できる24時間日本語チャット対応で、初めての方も安心
\料金はこんな感じ/
旅行先 | 主なプラン |
韓国3日間 | 1GB:790円 無制限:2,970円 |
ハワイ7日間 | 3GB:1,960円 無制限:5,990円 |
ヨーロッパ周遊15日間 | 3GB:2,360円 5GB:3,120円 |
トリファのeSIMを利用するには、はじめにアプリをダウンロードして会員登録を行う必要があります。



コスト重視というよりは、安心感やサポートの手厚さを大切にしたい方にぴったりのeSIMサービスです
VOYAGEESIM【総合おすすめ3位】





初めてeSIMを使う人にやさしい返金制度が安心
運営会社・設立 | 株式会社ティーガイア 1992年設立の日本企業 |
対応国・地域 | 110以上 |
サポート体制 | チャット(9:00〜18:00・土日祝も対応) |
データ使用量の確認 | 一部プランのみ確認可能 |
「ちゃんと使えるか不安……」という初心者のために、返金保証制度があります(※初回購入限定)
「設定できなかった」「旅行をキャンセルした」「現地で通信を使わなかった」などのトラブルに対応してくれます(※未使用に限る)
ただし、すでにeSIMをアクティベートして通信を使用している場合や、不正利用などにより回線停止された場合は返金対象外です。



また、LINE友だち追加で20%OFFクーポンがもらえるキャンペーンも実施中
\料金はこんな感じ/
旅行先 | 主なプラン |
韓国3日間 | 1GB:880円 無制限:1,870円(受信専用番号付き) |
ハワイ7日間 | 1GB/日×7日:2,700円 |
ヨーロッパ周遊15日間 | 10GB:4,800円 無制限:8,690円 |



初めてeSIMを使う、設定が不安な方におすすめ
Glocal eSIM【総合おすすめ4位】





今ならお得な春のキャンペーンを実施中
例えば、韓国3日間 無制限プランが通常3,280円のところ、キャンペーン価格で1,680円に!
約半額なので、コスパ重視の方には見逃せません(※キャンペーン終了時期は未定なので、気になる方はお早めにチェックを)
運営会社・設立 | 株式会社グローカルネット 2016年設立の日本企業 |
対応国・地域 | 160以上 |
サポート体制 | メールフォーム(2営業日以内) |
データ使用量の確認 | 不可(今後準備予定) |
\料金はこんな感じ/
旅行先 | 主なプラン |
韓国3日間 | 無制限: |
ハワイ7日間 | 無制限: |
ヨーロッパ周遊15日間 | 6GB: |
注意点:キャンセル・延長・追加は不可



コスパよく無制限を使いたい方におすすめのeSIMです
Airalo【総合おすすめ5位】





世界初のeSIMストアとして知られ、すでに2,000万人以上が利用しているグローバルなサービスです
運営会社・設立 | AirGSM Pte. Ltd. 2019年設立/本社シンガポール |
対応国・地域 | 200以上 |
サポート体制 | 24時間チャット(基本英語) |
データ使用量の確認 | アプリで確認 |
200以上の国や地域に対応しており、通話付きプランやチャージ可能なeSIMが選べる点も魅力。
サイトは日本語表示に対応しており、サポートも24時間体制(基本は英語、日本語だと通じにくい場合も)
翻訳機能を使えば、ある程度日本語でのやり取りも可能です。
\料金はこんな感じ/
旅行先 | 主なプラン |
韓国3日間 | 7日間1GB:700円(3日プランなし) 無制限:1,870円(受信専用番号付き) |
ハワイ7日間 | 1GB:700円 / 通話付き:1,050円 |
ヨーロッパ周遊15日間 | 2GB:1,450円 |
海外旅行用SIMカード・eSIMはどこで買える?


海外旅行用のSIMカードやeSIMは、事前に日本で準備する方法と、現地で購入する方法があります。



それぞれの購入方法と特徴を見てみましょう
日本で購入する(出発前に準備)
- 通信会社の公式オンラインストア
- Amazonなどの通販サイト
- 家電量販店(ビックカメラ、ヨドバシカメラなど)
出発前にSIMカードやeSIMを用意しておけば、現地に着いてすぐ通信が使える安心感があります。
日本語の説明書やサポートが付いている商品も多く、初心者でも使いやすいのが魅力です。



eSIMならさらに手軽!
ただし、現地購入よりは少し割高になることもあります。
現地で購入する(空港や街中のショップで)
- 現地空港のSIMカウンター
- コンビニ・携帯ショップ
- 現地の通信会社の公式店舗
現地でSIMカードを買えば、通信料が比較的安く抑えられることが多く、コスパ重視の方に向いています。
ただし、言語の壁や設定の手間があるため、スマホ操作に慣れている人向きです。



到着後すぐに使いたい場合は、少し時間がかかることも
海外旅行でのSIMカード・eSIMの使い方【初心者OK】


SIMカードとeSIMの使い方を初心者向けにわかりやすく解説します。
なお、海外のSIMカードやeSIMを使うには、スマホが「SIMフリー」または「SIMロック解除済み」であることが必要です。
SIMロックの確認方法については、記事内の「スマホのSIMロックの有無を確認する」をご覧ください。



SIMカードとeSIMそれぞれについて、ステップごとに紹介していきます
SIMカードの使い方
海外旅行でSIMカードを使う場合、スマホにカードを差し替えて設定する必要があります。
初めての方でもスムーズに使えるよう、基本的な手順を紹介します。



SIMカードをスマホに入れるタイミングは、海外の到着空港に着いてからがおすすめ
日本でSIMカードを差し替えると、通信の利用が始まり、有効期限がスタートしてしまう場合があります。
また、日本のSIMカードを入れたままモバイルデータ通信をオンにしていると、海外ローミングが有効になり、高額請求の原因になることも。



そのため、出発前は日本のSIMカードのまま「機内モード」にしておき、現地に到着してからSIMを差し替えましょう
SIMカードの取り外し・取り付けは、必ず電源を切ってから行いましょう。
電源が入ったまま操作すると、スマホがSIMカードを正しく読み込めない場合があります。
付属のSIMピン(SIM取り出しツール)を使って、スマホのSIMトレイを開きます。
購入した海外用SIMカードに差し替え、トレイを戻します。
※SIMピンがない場合は、細いクリップなどでも代用できます。
電源を入れると、SIMによっては自動で通信が始まる場合もありますが、うまくつながらない場合は「APN設定」が必要です。
SIMカードに同梱されている説明書や、販売サイトに記載された設定情報(APN名・ユーザー名・パスワードなど)を、スマホの「モバイルネットワーク」設定画面から入力します。
設定が完了したら、LINEやGoogleなどを使って通信ができているか確認します。
帰国後に再び元のSIMカードを使うため、ケースに入れて、なくさないように保管しておきましょう。
eSIMの使い方
eSIMは、スマホに内蔵されたデジタルのSIMです。
物理的なカードの差し替えが不要なので、海外旅行でも手軽に使えるのが魅力。
eSIMの使い方をステップごとに解説します。
まず最初に、スマホがeSIMに対応しているかを確認しましょう。
最近のiPhoneや一部のAndroid端末では対応していますが、すべての機種では使えません。



スマホの設定画面や、メーカーの公式サイトで確認できます
eSIMはオンラインで購入し、渡航前にスマホに設定しておくのが一般的です。
多くのサービスでは、購入後に送られてくるQRコードを読み取ってインストールします。
サービスによっては、専用アプリを使ってeSIMをインストールするタイプもあります。
eSIMのインストールが済んでも、通信自体は現地に到着してからオンにするのがおすすめです。
現地に着いたら、スマホの設定画面でeSIMの回線をオンにし、「モバイルデータ通信」にeSIMを指定します。
あわせて、ほとんどのeSIMは通信に「データローミング」の設定が必要なので、各サービスの案内に従って忘れずに設定しましょう。



なお、出発前には、日本で使っているSIMの「データローミング」がオフになっているかを確認しておくと安心です
設定がオンのままだと、eSIMが使えなかったときに自動で日本の回線がローミング接続され、高額請求の原因になることがあります。
設定が完了したら、LINEやGoogleなどを使って通信ができているか確認します。
日本に帰国したら、eSIMの回線をオフにし、元のSIMに切り替えて使いましょう。
自動で海外eSIMに接続されてしまうのを防ぐため、海外用eSIMの「データローミング」をオフにしておくと安心です。
海外旅行でのSIM・eSIMに関するよくある質問(FAQ)
海外旅行でのSIM・eSIMに関する、よくある疑問をピックアップしました。
1GBでどのくらい使えますか?
1GBでどのくらい使えるかの目安は、以下の通りです
用途 | 1GBあたりの利用目安 |
Webサイト閲覧 | 約625ページ |
Google マップ | 約1,000回 |
Google 翻訳 | 約5,000文 |
メール送受信(テキスト) | 約20万通 |
YouTube | 約2時間(中画質480p) |
LINEメッセージ | 約30万通 |
LINE通話 | 約40時間(音声通話) 約3時間(ビデオ通話) |
通信環境やコンテンツの内容により変動します。
データ通信が急に使えなくなったときはどうすればいいですか?
まずは以下の点を確認してみてください
- 機内モードがONになっていないか確認
- eSIMやSIMのモバイル通信がONになっているか
- 「モバイルデータ通信」や「データローミング」がONになっているか
- 残りのデータ容量が0になっていないか(端末やアプリで確認できる場合あり)
それでも通信できない場合は、SIM提供会社のマニュアルやサポートを確認しましょう。
LINEの通話やメッセージは海外でも使えますか?
データ通信ができれば、LINEは海外でもそのまま使えます。
日本で使っていたLINEアカウントは、SIMやeSIMを入れ替えても基本的に引き継がれます。



LINE通話やメッセージはすべてデータ通信で動作するため、通信量には注意しましょう
海外eSIMの使用後に課金が続く心配はありませんか?
多くのプリペイドeSIMは、使い切り型なので追加課金の心配はありません。
データ容量や期間を使い切ると、自動的に使えなくなるタイプが一般的です。
ただし以下の点には注意が必要です
- 自動チャージ(自動課金)のオプションがないか事前に確認する
- プラン終了後に使わないeSIMは、スマホの設定で無効にする



心配な場合は、公式サイトや購入時の案内でプランの仕組みを確認しておきましょう
海外旅行中も快適にスマホを使うために、自分に合ったSIM・eSIMを選んでしっかり準備しておきましょう。
なお、海外旅行をよくするなら、いっそのこと楽天モバイルに乗り換えるのもコスパの良い選択肢。
次の記事では、楽天モバイルの海外利用について詳しく解説していますので、あわせてチェックしてみてください。
楽天モバイルは海外旅行におすすめ!使い方と注意点をわかりやすく解説


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