海外旅行を楽しみたいのに、スリの被害になったら大変ですよね。
スリにあったら、メンタル的にも金銭的にも大ダメージ……。
特に観光客は狙われやすく、スリの手口も巧妙になっています。
この記事では
- スリの主な手口
- 狙われやすい人の特徴
- 防犯対策
- スリ対策グッズ
を紹介します!

安全に旅行を楽しむためのポイントをチェックしましょう!
【海外旅行のスリ対策】スリの主な8つの手口
海外旅行で気をつけたい、よくあるスリの手口を8つ紹介します。
電車・バスでのスリ


混雑している電車・バス内で体を押されたり、人がぶつかってきて、その隙にポケットやバッグから貴重品を抜き取られます。
停車する直前に盗み、ドアが開いた瞬間に降りて逃げるという手口です。
いつの間にかスリ集団に囲まれていた!なんてこともあるので、気をつけてください。



ドアの近くに立つのは危険!
なるべく席に座るようにしましょう
電車やバスの券売機付近もスリに狙われやすいので、要注意。
初めて触る海外の券売機だと、「どうやって買うの?これでいいの?」と、操作画面に集中しがちに……、その隙をスリは狙っています。
親切を装った、声かけスリ


道で親切そうに声をかけられ、気がそれているうちに貴重品をすられます。
親切を装ったスリには、いろいろなパターンがあり
- 服にケチャップ(汚れ)がついてますよ
スリがこっそりケチャップをつける - 落とし物しましたよ
- 靴紐がほどけてますよ
などと声をかけてきます。
「えっ、何?」と気がそれているうちに、スリの仲間がポケットやバッグから貴重品を盗む手口です。



思いがけず声をかけられたら、一瞬の隙ができちゃいますよね
防ぐのが難しい手口なので、ジッパーが簡単に開けられないように、一工夫するのがおすすめ。
コインばらまきスリ


スリが観光客の近くで、わざとコインを床にばらまきます。
観光客がコインを拾うのを手伝おうとしゃがんだ隙を狙って、スリの仲間が貴重品を盗む手口です。
特に観光客が多いヨーロッパの都市(パリ、ローマ、バルセロナなど)でおきています。



親切心につけこむ手口です
コインをばらまいた人がいても安易に拾おうとしないで、警戒しましょう。
カフェ・レストランでのスリ


カフェやレストランでもスリは狙っています。
よくある手口の一つは、新聞や紙を使う方法です。
スリは観光客のテーブル近づき、新聞や紙を広げて「道を教えてほしい」などと話しかけ、紙の下でテーブルに置いてあるスマホや財布を盗みます。
小さい子供がスリの場合も!



日本ではテーブルにスマホを置く人も多いけど、海外では絶対にやめましょう
また、バッグを足元に置いたりや椅子にかける人を狙うスリもいます。
バッグは、体の前から離さないことが大切です。
偽警官スリ


警官を名乗り、言葉巧みに金銭等を詐取する手口です。
スリの主な手口は次の流れです▼
1.犯人グループの囮役が観光客に、「このエリアは危険だから気をつけて」などと声をかける。
↓
2.犯人グループの警察官役が声をかけてくる。
「偽札の確認を行っている」、「違法薬物の捜査中で、所持品を検査させてもらう」等、それらしい理由をつけて財布を見せるように求めます。
↓
3.警察官役が財布に入っている現金を確認するふりをしながら、何枚かのお札を被害者に気づかれないよう抜き取る。



さらに、偽造クレジットカードの捜査だと言って、暗証番号を聞き出されるケースもあります
本物の警察は、観光客に対して路上で偽札や偽造カードの確認を行うことは一般的にないため、求められても応じないのが大切です。
署名スリ


犯人は慈善団体や社会運動を装って、「動物愛護の嘆願書」などと書かれた紙を持って観光客に近づきます。
観光客が署名している間に、別の仲間によって財布やスマホが盗まれるケースが多いです。



さらに、「寄付をお願いします」と言われ、強引にお金を要求されることもあります
署名スリは、ヨーロッパの主要観光地(パリ、イタリアなど)で頻繁に報告されています。
署名を求められても信用せず、足を止めないようにしましょう。
「お金見せて」スリ


通称「お金見せてスリ」の手口は次の流れです▼
1.旅行者風の外国人が観光客に「今度、日本に行くのでいろいろ聞きたい」などと声をかける(日本語か英語で)
中東風の見た目のことが多いそうです。
↓
2.さらに、「日本の紙幣を見せて欲しい」と言いだし、日本人が親切心でお金を見せる
↓
3.犯人が一瞬の隙をついて、紙幣の内の数枚を抜き取る
東南アジアで多い犯罪です。



被害者の目の前で気付かれずにお札を抜くなんて、怖すぎる……
突然声をかけてくる知らない人は、相手にしないようにしましょう。
スキミング


物理的なスリではありませんが、情報を抜き取るスキミングも要注意!
スキミングとは、クレジットカードやキャッシュカードの磁気情報を不正に読み取られ、カードをコピーされる犯罪のことです。
非接触型IC(RFID)を搭載したカードやパスポートは、専用のスキミング機器を使われると、近距離から無断で情報を読み取られる危険があります。



バッグの中に入っているクレジットカードやパスポートも、スキミングされる可能性がありますよ
スキミング防止機能が付いているバッグやケースなどを使うと安心です。
海外旅行でスリ被害を防ぐための対策
スリ被害を防ぐための対策として
について解説します。
スリに狙われやすい場所はここ


スリに狙われやすい場所を知ることは、被害を防ぐための第一歩です。
要注意な場所はこちら▼
- 観光名所周辺
エッフェル塔、コロッセオ、サグラダ・ファミリアなど - 電車・バス内
混雑している時間帯が特に危険 - 駅構内・券売機の近く
「チケットの買い方を教える」と言って、スリが近付いてくることも - 空港
制限区域を出た後が危険 - カフェ・レストラン
テーブルの上や椅子に置いた貴重品を狙われる - ショッピングエリア
デパート・マーケット・ブランド店周辺 - エスカレーターや階段
後ろから近づかれやすい - フェスティバルやイベント会場
人混みの中で接触しやすい - 路上パフォーマンスの観客
演奏やパフォーマンスに夢中になっている間に盗まれる - ホテルのロビー
チェックインやチェックアウトの際、旅行者はフロントで手続きをするのに集中しがち - ATMの近く
暗証番号をのぞき見た後、カードを盗む



基本的に人が多い場所では、気を引き締めましょう
こうならないで!スリに狙われやすい人の特徴


どんな特徴の人がスリに狙われやすいのかを知り、自分がそうならないようにする事が大切です。
スリに狙われやすい人の特徴はこちら▼
- リュックを背負っている
リュックは後ろから開けられやすい - バッグにファスナーがない
簡単に中身を盗める - スマホを見ながら歩いている
周囲に注意が向いていない - 貴重品をポケットに入れている
すぐに盗める - 高級ブランド品を身に着けている
お金を持っていると思われやすい - いかにも観光客という姿をしている
ガイドブックを見ている、カメラを首から下げている、現地の違う人と服装をしている - 写真撮影に夢中
観光地では撮影スポットが決まっていることが多いので、スリはそこに待ち伏せしている



無防備になったり、変に目立ったりしないよう気をつけましょう
バッグは斜めがけできて、ファスナーが付いているものが安心です。
バッグが体の前にくるようにして、上着をはおるのがおすすめ。
スリ対策グッズを持つ


スリ対策グッズを持つことは、被害を防ぐのにとても有効です。
スリの手口は意表を突くものが多いので、どうしても荷物から意識がそれてしまいます。
そんなときでも、スリ対策グッズを使えば、物理的に盗まれにくいので安心!
例えば、ファスナーが開けにくい工夫がしてあるバッグなら、スリが非常に困難になります。



さらに、スキミング防止グッズを使えば、クレジットカードなどの情報を盗まれるリスクも減らせますよ!
次の項目で、おすすめのスリ対策グッズを紹介します。
【海外旅行】スリ対策グッズで安全性アップ!おすすめアイテム紹介
おすすめのスリ対策グッズはこちら▼



スリ対策グッズで安心感アップ!
防犯性の高いバッグ
ファスナーが簡単に開けられないように、一工夫されたバッグを紹介します!
物理的にファスナーが開けにくくなっていたら、スリも一瞬で奪い去ることはできません。
もっとたくさん旅行用のショルダーバッグが見たい方は、以下の記事をどうぞ。
海外旅行に最適!女性向け防犯対策ショルダーバッグの選び方とおすすめ9選


pacsafe (パックセーフ)
Pacsafeは、オーストラリア人のRob SchlipperとMagnus McGlashanによって1998年に創業。
創業者たちは若い頃からバックパッカーとして世界中を旅しており、スリや危険な目にもあいました。
その経験をもとに、「旅行者が安心して旅を楽しめるように」というコンセプトで、防犯性とデザイン性を両立したバッグやギアを展開しています。
身軽に動ける小ぶりの軽量ショルダーバッグ。
防犯機能付きで、安心感が高いです。



防御力が高い、ショルダーバッグが欲しい方にはこれがおすすめ!
高機能です
- 切り裂きスリから荷物を守る、ステンレス製ワイヤー内蔵
- ジッパーが簡単に開けられないパーツ付き
- RFIDブロッキングポケットで、クレジットカードやパスポートを不要なスキャンから保護
- 撥水素材
サイズ | (約)23×17×7cm |
重量 | 約210g |


ステンレス製ワイヤー内蔵で、切り裂きスリから荷物をガード。
ストラップも耐切断素材です。



スリが多い都市では、バッグをカッターで切って中身を盗む手口もあるので要注意


ジッパーセキュリティパーツ付き。


RFIDブロッキングポケットで、クレジットカードやパスポートを不要なスキャンから保護し、犯罪者の手に大切なデータがわたることを防ぎます。
Kanana project(カナナ プロジェクト)
Kanana Projectは、日本の老舗バッグメーカー ACE(エース)と、旅の達人・竹内海南江さんが共同開発したブランドです。
2007年にブランドが誕生し、「旅する女性のためのバッグ」として人気に!



竹内海南江さんは、「世界・ふしぎ発見!」のミステリーハンターを34年務めた旅人界のレジェンド
コロンとしたシルエットが可愛いショルダーバッグ。
メインジッパーには、簡易的なロック機能が付いています!
- ジッパーが簡単に開けられないセーフティロック付き
- 内側にジッパー付きのメッシュポケットあり
- キーフック付き
- 背面にポケットあり
- 撥水・撥油素材
サイズ | (約)19×28×7cm |
重量 | 重量:約320g |


メインジッパーには、簡易的なロック機能あり。
ジッパーをクリップで留めることでスリを防止します。
フロントポケットには、キーフック付き。



キーフックにスマホのストラップを繋いでおいても、スリ対策になります


内側には、ジッパー付きのメッシュポケットがあります。



薄いトラベル用の財布なら、内側のポケットに入りそうですね


背面にもポケットがあって便利!
ファスナーをとめるグッズ
鞄のファスナーをとめる、スリ対策グッズです。


簡単にファスナーが開かなくなります。
本体サイズ(約):幅2×奥1×高6cm



手持ちのバッグを防犯仕様に!
スキミング防止グッズ
スキミングとは、クレジットカードやキャッシュカードの磁気情報を不正に読み取られ、カードをコピーされる犯罪のことです。



バッグの中に入っているクレジットカードやパスポートも、スキミングされる可能性がありますよ
スキミング防止グッズがあると安心です。
セキュリティポーチ
有名なガイドブック「地球の歩き方」オリジナルのセキュリティポーチ。
服の下に隠す、首下げタイプのポーチです。
首下げタイプはウエストポーチタイプと違い、服の中から取り出すときにお腹を出さなくてもよくスマートです。
- パスポートがぴったり入るコンパクトなサイズ感
- 電磁波シールド生地を使用
- 紐の長さが調節可能
- 抗菌・防臭・撥水加工
サイズ | 約15cm×約11cm |
紐の長さ | 約65cm~120cm |
服の下に隠しやすい、コンパクトサイズが魅力!
首下げタイプのポーチは意外と大きめなものが多いですが、首下げタイプはパスポートがぴったり入るコンパクトなサイズ感の方がすっきり付けられておすすめです。


前面にはオープンポケットが1つとファスナーポケットが2つ付いています。
貴重品を整理して入れられます。


背面には、オープンポケットあり。


紐の長さが調節可能です。



セキュリティポーチには、ウエストポーチタイプもありますよ
有名なガイドブック「地球の歩き方」オリジナルのセキュリティポーチ。
服の下に隠す、ウエストタイプのポーチです。


- コンパクトなサイズ感
- 電磁波シールド生地を使用
- ウエストベルトの長さは調節可能
- 抗菌・防臭・撥水加工
サイズ | 約17cm×約12cm |
ウエスト | 約62cm~102cm |


背面はすっきり。
ケース
クレジットカード、パスポートなどをスキミング被害から守るカードケースです。
スキミング防止機能のあるバッグやセキュリティポーチを使わない場合は、スキミング防止カードケースがあると安心です。
チェーン付きトラベル財布
日本の旅行用品ブランドのチェーン付きトラベル財布です。
バッグの中のキーフックなどにチェーンを繋いでおけば、スリ対策になります。
- コンパクトな3つ折り財布
- 着脱可能なチェーン付き
- カード・紙幣・小銭などを区分けして収納可能
- 撥水加工
サイズ | 約13cm×約10cm 開いた時は約13cm×約30cm |
斜めがけスマホストラップ
スマホケースに付けて使うストラップです。
スマホをストラップで斜めがけにして、上着をはおるとスリ対策になります。
外からスマホが見えないように注意しましょう。



外からスマホが見える持ち方は、ストラップを切られて盗まれるので危険です
ストラップホルダーが固定できるスマホケースなら、全機種に対応しています。


海外旅行で、もしスリにあってしまったら


海外でスリにあった場合にすることは、こちらです↓
大声で「スリ!」と叫び、周囲の人に知らせる(英語でスリは、pickpocket)
近くに犯人がいないか確認する。
観光地なら、警備員や店員に助けを求めてください。
犯人がナイフや銃などの武器を持っている可能性があるため、追いかけるのは危険!
自分の身を守ることが最優先です。
クレジットカードを盗まれた場合は、すぐにカード会社に連絡して不正利用を防ぎます。
カード会社の緊急連絡先を事前にメモしておくと便利です。
盗まれたをスマホを遠隔でロックして、操作できないようにします。
次に携帯会社に連絡して、回線を止めてください。
旅行先の警察署に行き被害届を提出、紛失・盗難届出証明書を発行してもらいます。
パスポートをを盗まれた場合は、再発行の手続きをします。
補償がある場合、保険請求の手続きを進めます。



もしスリ被害にあったら、することが沢山!
かなり大変です
スリ被害にあうと精神的にも金銭的にもダメージも大きく、その後の手続きも手間がかかります。
旅行のスケジュールも変更せざるおえません。
そうならないために、スリ対策はぬかりなくしましょう。
【まとめ】しっかりスリ対策をして楽しい海外旅行を!
混雑している電車・バス内でのスリやケチャップスリなど、手口はさまざま。
海外旅行前に、スリの手口や狙われやすい場所、狙われやすい人の特徴を知っておくことが大切です。
さらに、ファスナーが開けにくい工夫がしてあるバッグ、スキミング防止グッズなどを使えば、盗まれるリスクを減らせますよ。



しっかりスリ対策をして、海外旅行を楽しみましょう!
この記事では、スリ対策について紹介しました。
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