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【世界一周航空券】スターアライアンスとワンワールドを徹底比較!

スターアライアンスとワンワールドの世界一周航空券を徹底比較

スターアライアンスとワンワールドのどちらの航空券が自分の旅に合っているのか、なかなか比較が難しいところです。

この記事では、世界一周航空券を徹底的に比較し、それぞれの特徴や値段、利用できる航空会社の数などを詳しく説明します。

また、ルールや利便性、公式ツールの使いやすさも深掘り!

みかん

あなたの旅の計画をスムーズに進める参考にしてみてくださいね

記事内の情報は、2025年1月現在のものです。
料金などは変更になる場合があります。

そもそも世界一周航空券ってなに?という方は、まずは以下の記事をご覧ください↓

世界一周航空券とは?徹底解説

目次

スターアライアンスとワンワールドの世界一周航空券を徹底比較

スターアライアンスとワンワールドの世界一周航空券を以下の5項目で比較します。

スターアライアンスとワンワールドの世界一周航空券の特徴

世界一周航空券は3種類あります(2025年1月現在)

  • スターアライアンス世界一周航空券
  • ワンワールド・エクスプローラー世界一周航空券
  • グローバル・エクスプローラー世界一周航空券

特徴は、以下の通りです。

スターアライアンス世界一周航空券

ルートの距離で料金が決まるマイル制。

距離によって、29,000マイル以内、34,000マイル以内、39,000マイル以内に区分けされています

日本の航空会社だと、ANAがスターアライアンスに加盟しています。

スターアライアンス世界一周航空券について、もっと詳しく知りたい方は以下の記事をどうぞ↓

ワンワールド世界一周航空券

ワンワールドの世界一周航空券は、ワンワールド・エクスプローラーとグローバル・エクスプローラーの2種類あります。

ワンワールド・エクスプローラーは、行く大陸数で料金が決まる大陸制。

世界が6つの大陸に区分されています(アジア/オセアニア/北米・中米/南米/ヨーロッパ・中東/アフリカ)

グローバル・エクスプローラーは、ルートの距離で料金が決まるマイル制。

距離によって、29,000マイル以内、34,000マイル以内、39,000マイル以内に区分けされています

日本の航空会社だと、JALがワンワールドに加盟しています。

ワンワールド世界一周航空券の詳細は以下の記事をどうぞ↓

みかん

スターアライアンスとグローバル・エクスプローラーはマイル制、ワンワールド・エクスプローラーは大陸制です

世界一周航空券の値段

世界一周航空券の値段を比較します。

スターアライアンス世界一周航空券

スクロールできます
クラスSTAR 1
(29,000マイル以内)
STAR 2
(34,000マイル以内)
STAR 3
(39,000マイル以内)
ファースト1,141,000円1,344,000円1,504,800円
ビジネス705,500円822,000円958,900円
プレミアムエコノミー553,800円632,300円734,800円
エコノミー358,900円422,700円494,600円

各種税金、燃油サーチャージなどは含まず

ワンワールド世界一周航空券

ワンワールド・エクスプローラー(大陸制)

スクロールできます
クラスファーストビジネスエコノミー
3大陸1,204,000円787,600円368,500円
4大陸1,419,000円936,500円390,100円
5大陸1,644,300円1,074,300円460,700円
6大陸1,794,200円1,173,900円533,500円

各種税金、燃油サーチャージなどは含まず

エコノミーの場合、追加料金を払えばプレミアムエコノミーに乗れる航空会社もあります。
追加料金は路線により異なり、1区間につき250ドル~1,900ドル。

グローバル・エクスプローラー(マイル制)

スクロールできます
クラスファーストビジネスエコノミー
29,000マイル以内設定なし設定なし390,100円
34,000マイル以内1,419,000円936,500円460,700円
39,000マイル以内設定なし設定なし533,500円

各種税金、燃油サーチャージなどは含まず

ワンワールド世界一周航空券の大陸制かマイル制かは、ワンワールド公式サイトのツールにルートを入力すると、そのルートがどちらに当てはまるかチェックできます。

大陸制とマイル制のどちらも有効な場合、見積り料金は安い方の料金になります。

ルート例で料金を比較

スターアライアンスとワンワールドの世界一周航空券の値段を、実際にルートを作って比較してみます。

<ルート例>

羽田→シンガポール→ロンドン→ニューヨーク→羽田

スターアライアンス世界一周航空券

上記のルートは20252マイルなので、STAR 1(29,000マイル以内)です。

ファースト
(ロンドン→ニューヨークはファーストの設定がなく、ビジネスにダウングレード)
1,141,000円
ビジネス705,500円
プレミアムエコノミー553,800円
エコノミー358,900円

各種税金、燃油サーチャージなどは含まず

ワンワールド世界一周航空券

上記のルートは3大陸(20252マイル)なので、ワンワールド・エクスプローラー(大陸制)が適用されます。

ファースト
(羽田→シンガポールはファーストの設定がなく、ビジネスにダウングレード)
1,204,000円
ビジネス787,600円
エコノミー368,500円

各種税金、燃油サーチャージなどは含まず

みかん

このルートの場合、ワンワールド・エクスプローラーの方が安いですね

利用できる航空会社数

利用できる航空会社数を比較します。

スターアライアンス25社
ワンワールド・エクスプローラー
(大陸制)
14社
グローバル・エクスプローラー
(マイル制)
21社
みかん

スターアライアンスの方が、利用できる航空会社数が多いです

▼利用できる航空会社の一覧はこちら

スターアライアンス世界一周航空券で利用できる航空会社は、以下の25社です。

加盟航空会社

ANA

エーゲ航空

エア・カナダ

中国国際航空

エア インディア

ニュージーランド航空

アシアナ航空

オーストリア航空

ブリュッセル航空

アビアンカ航空

コパ航空

クロアチア航空

エチオピア航空

エジプト航空

エバー航空

LOTポーランド航空

ルフトハンザ ドイツ航空

シンガポール航空

深圳航空

南アフリカ航空

スイス インターナショナル エアラインズ

TAPポルトガル航空

タイ国際航空

ターキッシュ エアラインズ

ユナイテッド航空

ワンワールド・エクスプローラー(大陸制)で利用できる航空会社は、以下の14社です。

利用できる航空会社

JAL

アメリカン航空

アラスカ航空

ロイヤル・エア・モロッコ

フィンエアー

ブリティッシュ・エアウェイズ

キャセイパシフィック航空

イベリア航空

マレーシア航空

日本トランスオーシャン航空

カンタス航空

カタール航空

ロイヤルヨルダン航空

スリランカ航空

グローバル・エクスプローラー(マイル制)は、さらに以下の7社も利用できます。

  • フィジーエアウェイズ
  • エアリンガス
  • ジェットスタージャパン
  • ジェットスター航空
  • バンコクエアウェイズ
  • ウエストジェット
  • ジェットスターアジア航空

ルール・利便性

世界一周航空券の基本的なルールと利便性を比較します。

スクロールできます
スターアライアンスワンワールド
フライト数最大16区間最大16区間
1大陸の最大フライトは4区間
(大陸制の場合、北米は6区間)
途中降機
(24時間を超える滞在)
2~15回
同一国では3回まで(アメリカは5回まで)
同一都市では1回のみ
最低2回
出発大陸では2回まで
乗り換え
(24時間未満)
同一都市で3回まで
旅行の出発国では、国内線および国際線の乗り換えは4回まで
その他の国では、国際線の乗り換えは4回まで
同一国内での国際線の乗り換えは4回まで
オープンジョー5区間まで
マイル数に含まれ、フライトとしてカウントされる
フライトとしてカウントされる
太平洋横断および大西洋横断区間は不可

オープンジョーとは、フライトの出発地と次のフライトの出発地が異なることを意味します。

例えば、こんな感じ▼

羽田→シンガポール→ロンドン→パリ→チューリッヒ→ニューヨーク→羽田

上記のルートのロンドン→パリを列車で移動すると、オープンジョーになります。

スターアライアンスとワンワールドの世界一周航空券の利便性を比べるうえで、注目したいのはフライト数途中降機(24時間未満)です。

ワンワールドは、1大陸の最大フライト数の決まりがある

ワンワールドは、1大陸の最大フライトは4区間(大陸制の場合、北米は6区間)です。

世界一周航空券で人気の旅先といえばヨーロッパですが、ワンワールドの世界一周航空券はヨーロッパ・中東で最大フライトは4区間。

みかん

ヨーロッパの国をあちこち周遊したい場合は、4区間では足りなくなることも

スターアライアンスとワンワールドともに、途中降機のルールには注意

ワンワールドは、出発大陸の途中降機(24時間を超える滞在)は2回までというルールがあります。

日本を出発する場合、アジアでの途中降機(24時間を超える滞在)は2回までです。

みかん

アジアの国を周遊したい方には、このルールはネックになります

一方、スターアライアンスは、出発大陸の途中降機(24時間を超える滞在)は同一国では3回まで(アメリカは5回まで)、同一都市では1回のみというルールがあります。

例えば、イスタンブールに24時間以上滞在→カッパドキアに移動・滞在→またイスタンブールに戻ってきて24時間以上滞在するのは不可です。

乗り換え(24時間未満)ならOK

ハブ空港を利用して、また戻ってくる場合などに気をつけたいルールです。

スターアライアンスは、世界一周を分割して一時帰国できる

スターアライアンスは出発都市と到着都市を変えれば、世界一周を分割して一時帰国できます。

分割できるのは、アジア・オセアニアのみです。

例えば以下のような2分割です▼

羽田→ロンドン→サンフランシスコ→関空

関空→シンガポール→シドニー→羽田

東京在住だとして、関空~東京(往復)の移動は、世界一周航空券とは別で手配する必要があります。

みかん

一気に世界一周すると体力が心配な方は、分割がおすすめです

ワンワールドは、世界一周航空券での一時帰国はできません。

もし一時帰国したい場合は、その間の航空券を自分で手配することになります。

例えば、羽田→シンガポール→ロンドン→サンフランシスコ→羽田のルートで、ロンドンから一時帰国したければ、ロンドン~羽田(往復)の航空券を世界一周航空券とは別で手配。

スターアライアンスとワンワールドともに、世界一周航空券の最大旅行日数は1年なので、一時帰国の期間を含めて1年以内に旅行が終わらなければいけません。

公式ツールの使いやすさ

スターアライアンスとワンワールドの公式ツールの使いやすさを比較します。

公式ツールでは、世界一周のルートをシミュレーションすることができます。

みかん

ルールに反していないか、フライト、距離、見積額がチェックできます

スターアライアンスもワンワールドも、PCの方がスマホより見やすく、使い勝手が良いです。

ここでは、PC版で比較します。

スターアライアンスワンワールド
・日本語表記
・入力は英語で
・ルート入力は、直接入力と地図から選択の2種類
・英語表記
(Google翻訳などで日本語翻訳が可能)
・入力は英語で
・ルート入力は、直接入力

基本的な機能は大差ありませんが、スターアライアンスはルートを地図から選択できて便利です。

▼スターアライアンスのツール

スターアライアンスの世界一周航空券

上のように、スターアライアンスは、地図で目的地を選択してルートを作れます。

直行便、接続あり、ハブ空港の記号もあり、ルートを考える段階からツールを活用できます。

▼ワンワールドのツール

ワンワールドの世界一周航空券

ワンワールドのルート入力は、直接入力です。

ワンワールドの世界一周航空券

目的地を入力すると、地図上でルートが繋がりますが、地図から目的地を選択することはできません。

みかん

スターアライアンスのツールの方が使いやすいです

【よくある疑問】スターアライアンスとワンワールドの世界一周航空券は、どっちがいい?

スターアライアンスとワンワールドの世界一周航空券の選び方に関する、よくある疑問をピックアップしました。

どっちが安い?

1番安いプランで比べると、スターアライアンスの世界一周航空券の方が安いです。

スターアライアンス世界一周航空券 STAR 1(29,000マイル以内)

ファースト1,141,000円
ビジネス705,500円
プレミアムエコノミー553,800円
エコノミー358,900円

各種税金、燃油サーチャージなどは含まず

ワンワールド・エクスプローラー(大陸制)3大陸

ファースト1,204,000円
ビジネス787,600円
エコノミー368,500円

各種税金、燃油サーチャージなどは含まず

ただし、利用する航空会社によって燃油サーチャージが異なるので、総額はスターアライアンスとワンワールドの公式ツールで見積額を両方確認するのがおすすめです。

みかん

カタール航空などの燃油サーチャージが不要な航空会社を選ぶと、トータルの費用が抑えられますよ

ルート作成と公式ツールでシミュレーションする方法を知りたい方は、以下の記事をどうぞ。

スターアライアンスの世界一周航空券のルート作成とシミュレーション方法

ワンワールドの世界一周航空券のルート作成とシミュレーション方法

評判が良い航空会社が加盟しているのはどっち?

イギリスのリサーチ会社 SKYTRAXのワールド・エアライン・アワード 2024のベスト10は、以下の通りです。

ワールド・エアライン・アワードは、航空業界における評価ある賞で、世界中の航空会社のサービス品質や顧客満足度を評価するランキングです。

1カタール航空
(ワンワールド)
2シンガポール航空
(スターアライアンス)
3エミレーツ航空
4ANA
(スターアライアンス)
5キャセイパシフィック航空
(ワンワールド)
6JAL
(ワンワールド)
7ターキッシュ エアラインズ
(スターアライアンス)
8エバー航空
(スターアライアンス)
9エールフランス
10スイス インターナショナル エアラインズ
(スターアライアンス)

ワールド・エアライン・アワード 2024のベスト10入りした航空会社は、ワンワールドが3社、スターアライアンスが5社です。

みかん

私は、世界一周旅行でカタール航空のビジネスクラスを利用しましたが、機内サービスが良く、ドーハ空港のラウンジも豪華ですごかったですよ!

ルート作りが簡単なのはどっち?

スターアライアンス世界一周航空券(マイル制)とワンワールド・エクスプローラー(大陸制)でルート作りが簡単なのは、スターアライアンスだと思います。

ワンワールドにはグローバル・エクスプローラー(マイル制)もありますが、基本的にはワンワールド・エクスプローラー(大陸制)を使う場合が多いです。

公式ツールにルートを入力すると、ワンワールド・エクスプローラー(大陸制)とグローバル・エクスプローラー(マイル制)のどちらに当てはまるか振り分けてくれます。

ワンワールド・エクスプローラー(大陸制)はマイル数を気にせず長距離移動できますが、1大陸の最大フライトは4区間(北米は6区間)、日本を出発する場合はアジアでの途中降機(24時間を超える滞在)は2回までというルールがルート作りをやや難しくします。

スターアライアンスはマイル数を計算する必要がありますが、公式ツールにルートを入力すれば自動でできるため、思ったより簡単です。

ルートによっては、29,000マイル以内でアジア→ヨーロッパ→北米→オセアニアと周遊できます。

スターアライアンスの公式ツールも使い勝手が良いですし、スターアライアンスの方がルートの自由度が高くルート作りが簡単だといえます。

【結論】スターアライアンスの世界一周航空券がおすすめ

スターアライアンスとワンワールドの世界一周航空券を比較した結果、料金が安く、ルート作りがしやすいのはスターアライアンスでした。

スクロールできます
スターアライアンスワンワールド
世界一周航空券の料金358,900円~368,500円~
利用できる航空会社数25社大陸制 14社
マイル制 21社
ルール・利便性世界一周を分割して一時帰国できる1大陸の最大フライト数の決まりがある
公式ツールの使いやすさルート入力は、直接入力と地図から選択の2種類ルート入力は、直接入力

記事内の情報は、2025年1月現在のものです。
料金などは変更になる場合があります。

目的地へワンワールドの方が行きやすい場合や、利用したい航空会社がワンワールドに加盟している場合は、ワンワールドの世界一周航空券を選びますが、特にこだわりがなければ、いったんスターアライアンスの世界一周航空券を検討してみるとよいと思います。

ただし、利用する航空会社によって燃油サーチャージが異なるので、総額はスターアライアンスとワンワールドの公式ツールで見積額を両方確認するのがおすすめです。

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この記事を書いた人

はじめまして、みかんです。
2024年秋に、ワンワールドの世界一周航空券(ビジネスクラス)で33日間の旅をしました。

世界一周航空券のルート作成・購入は旅行会社に依頼せず、自力でしました。

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